いざという時の備えが必要
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災害は突然起こります。入居者の中には自力で移動できない人も多いため、パニックになっていると逃げ遅れてしまうでしょう。また、避難しても普段とは違った生活環境になります。心身に大きなストレスがかかり、持病や認知症が悪化するなど健康を損ねる可能性もあります。このように災害発生時はさまざまな問題が発生すると考えられるため、被害を最小限に抑えるためにもどのようなリスクがあるのか、事前に把握しておくことが大切です。いざという時に慌てずに行動できるでしょう。
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避難訓練は災害が発生しても落ち着いて行動できるように訓練するのが目的です。とはいえ、実際にそのような状況になったらパニックになってしまい、訓練通りに行動できないことも考えられます。避難訓練の効果を高めるために有効なのが防災マニュアルです。防災マニュアルがあれば災害発生時の行動や役割が明確にわかるので、災害発生時も慌てることなく、迅速かつ冷静に適切な行動が取れるでしょう。防災マニュアルの作り方も一緒に紹介しているのでぜひ参考にしてください。
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BCPはBusiness Continuity Plan(日本語では事業継続計画のこと)を略したもので、入居者の命を守り、事業を継続するために欠かせません。2024年から被害を最小限に抑え、速やかに事業を再開・継続するためにBCPを策定し、訓練や研修を実施することが義務化されました。BCPを策定することで緊急時にやらなければならないことが明確になり、平時の訓練にも活かすことができます。継続して介護サービスを提供できるので、入居者や家族からの信頼も得られるでしょう。