介護と防災~必要な知識を身につける~

今から備えておきたい!介護施設の防災ガイド

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  • 災害は突然起こります。入居者の中には自力で移動できない人も多いため、パニックになっていると逃げ遅れてしまうでしょう。また、避難しても普段とは違った生活環境になります。心身に大きなストレスがかかり、持病や認知症が悪化するなど健康を損ねる可能性もあります。このように災害発生時はさまざまな問題が発生すると考えられるため、被害を最小限に抑えるためにもどのようなリスクがあるのか、事前に把握しておくことが大切です。いざという時に慌てずに行動できるでしょう。

  • 災害は「いつ」「どこで」発生するかわかりません。甚大な被害をもたらした災害も各地で発生しているため、厚生労働省では不測の事態に備えられるように、介護施設に年に2回の避難訓練を義務づけています。ここでは避難訓練の詳しい手順についてまとめているので、この機会におさらいしておきましょう。「単なる恒例行事だから」と適当な気持ちで参加している人もいますが、それでは意味がありません。職員が真剣な気持ちで参加できるような工夫も必要です。

  • 備蓄食品や非常食といえば缶詰やレトルトが一般的ですが、介護を受ける人の多くは咀嚼・嚥下機能が低下しているため、それらを補える食品も準備しなければなりません。また、持病を抱えている人には健康状態に合わせて食事を提供する必要があります。減塩、糖質オフ、低カロリー、たんぱく質の多い食品、栄養剤などを利用して栄養が偏らないように気をつけましょう。ただし、栄養バランスがよい食品は味が薄く、そこまで美味しくありません。なるべく味のよいものを優先して提供するようにしてください。

  • 防災意識が高い介護施設への転職を考えているなら、転職エージェントを利用してください。介護業界に関する知識が豊富で転職市場にも詳しいため、自力で行動するよりも採用される確率が高まります。求人の紹介だけでなく、履歴書の添削や面接対策、条件交渉などのサポートも行っています。転職がはじめての人も安心して任せられるでしょう。また、転職エージェントでしか扱っていない非公開求人も紹介してくれるので、選択肢の幅が広がります。